家族の介護が負担に感じたら、どのような対策をしたらいいのでしょうか?
家族の介護が負担
家族の介護は大きな負担です。
相手が親であっても兄弟であっても子供であっても、そして、どれだけ愛情があっても、負担は当然あります。
特に、家族だからこそ遠慮のない部分や、逆に遠慮をしてしまう部分や、素直に頼れない、素直にありがとうを言えない、そんな小さなことが積み重なって、イライラや疲れにもつながるのです。
家族の介護が負担だと感じたときは、「頼る」のがおすすめの解消方法です。
負担を軽減する方法は「頼る」
負担を少しでも軽くするには適切な介護サービスの利用を行うこと、そして、相談や愚痴を言える人を作ることがポイントです。また、経済的にも負担を感じることはあるでしょう。
もう無理!!となる前に早め早めに対処することが肝心です。
最初は何とか耐えられる家族の介護であっても、次第に無理が利かなくなったり、急に限界を迎えてプツリと糸が切れてしまうことがあります。
自分の状況や精神状態が客観的に見られる間に、サポートを見つけておくこと、限界を感じる前に「頼る」ことが必要です。
なんとかできていると思っても、心身に疲れが見え始めたら、ケアマネージャーさんに相談してみましょう。
レスパイトケアといって、一時的に宿泊できる施設を利用することで、介護する側の負担を軽減することもできます。
1日中介護をしている状態、仕事と介護を両立していて自分の時間が持てない状態は、自分自身が体を壊してしまう可能性が大いになります。
介護サービスは在宅介護をできるだけ安心して行えるようにいろいろなサービスが揃っています。こんなことは頼めないかな?ここは楽になりたいなと思う部分はまず相談してみましょう。
いつまで続くかわからない介護
介護がいつ終わるか分からないことも原因の1つで、ゴールや道筋が見えないからこそ余計に疲れてしまいます。
しかし、小さい目標を設定してゴールを明確にしたり、現実的と思える道筋を進むように心掛ければ、介護疲れを避けることができます。
一気にたくさんのことを行ったり、考えたりしなければいけない介護では、何が一番負担に感じているかがわからなくなることもあります。1日に少しでも自分の時間があるだけで心がスッと軽くなる人もいますし、誰かに話を聞いてもらえるだけで負担感が減るという人もいます。身体的な部分は介護サービスでなんとかなっても、金銭的な面、精神的な面は自分でなんとかしなくてはと思いがちです。
金銭的な面で大変だと感じる場合、仕事と両立しながら介護をする方法を考えましょう。現在仕事をしている場合は、介護休暇や介護休業の取得ができる場合もあり、介護休業の取得をした際は、給付金が受け取れることもあります。仕事との両立はそれはそれで大変な面はありますが、仕事の間はある意味自分の時間なので、被介護者と離れて過ごすことができます。また、大きな負担となる金銭的な問題を軽くしてくれます。できるならば、「介護だけ」の生活にならないようにしたほうが長い目でみると良い傾向にあります。
家族だからこそのイライラや、イライラしてしまうことに対する罪悪感も負担が大きいと感じる要因のひとつです。同じように介護をしている人に出会うことは、日々の生活ではなかなか難しいかもしれませんが、こういうときにSNSは役にたちます。馴染のない方も多いとは思いますが、「Twitter」は気持ちを共有するにはいいアイテムです。ただつぶやくだけでもいいですし、同じような境遇の人を見つけやすく、その人のつぶやきを見るだけでも「ひとりじゃないんだな」と感じることができます。
介護家族の会などがある地域もあります。気持ちを共有できるだけで体の不調も軽くなることもあります。ぜひ、精神的に「頼れる」人を見つけてくださいね。
ストレスを上手に発散する
家族の介護が負担に感じたら、思い切っていろいろなものに「頼り」ましょう。
誰かの助けを借りるのは決して恥ずかしいことではないですし、ましてや介護サービスを利用することは手抜きでも、丸投げでもありません。上手く活用して負担を減らすのが理想的です。
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