介護サービスで病院の付き添いはできるのでしょうか?家族が通院するのに、離れて暮らしている、仕事や家庭の事情でどうしても付き添いすることができないということがあります。この記事ではそんなときに頼れるサービスについて詳しくまとめています。
介護サービスで病院の付き添いはできる?
介護サービスとは、介護保険の適用になるサービスのことです。
このなかで、病院の付き添いサービスである「通院介助」がそれにあたりますが、通院介助は要介護度が1〜5に認定されている方のみ利用できます。要介護度として「要支援」の方や、支援や介護を必要としない、自立度の高い方は対象外です。
また、要介護度が1~5であっても、「通院介助」が必要であることがケアマネジャーに判断されていること、「自宅から病院までの往復」「病院から病院までの往復」「デイサービスから病院の往復」の介助のみが対象です。徒歩や介護タクシー、公共交通機関での移動の介助ということになります。
注意が必要なのは、「病院内での介助」「病院付き添い中の待ち時間」「入退院時の対応」は介護保険の対象外です。ここまではいいのにここからはダメなの!?と思ってしまいますが、規則ですので仕方がありません。
介護サービスで病院の付き添いができない場合
このように、介護サービスでは病院の往復のための介助は対象となりますが、病院内でのいわゆる「付き添い」は対象外と言えます。
では、介護サービスで病院の付き添いができない場合はどうしたらいいのでしょうか。
介護事業所によっては、介護保険外のサービス「自費サービス」も行っているところがあります。
病院の往復から院内の待ち時間、説明の付き添いなど、一連をお任せしたい場合は、こうした介護サービスと自費サービスを組み合わせて利用することもできます。
自費サービスに関しては、事業所ごとに費用が設定されており、利用した際は、ひと月の介護サービスの利用料の自己負担分(1~3割)と自費サービス分が請求されることになります。
通院介助はしてもらえても、院内の介助をしてもらえないとなると家族としても困りますよね。
こうした際に助かるのが自費サービスなのです。
自費サービスにはどんなものがある?
病院内の介助だけでなく、自費サービスは自由度が高く、こんなこともお願いしていいのかな?という部分を対応してもらえる可能性があります。
よくある自費サービスの例としては以下の通りです。
・掃除や洗濯
・食事作り
・庭の草むしり
・家族の日常的な家事
介護サービスでは、同居家族がいる場合、洗濯も利用者ものと家族のものをわけ、利用者のものだけしか洗濯できません。「これぐらいやってくれたらいいのに」という気持ちもありますが、公的な介護保険サービスなので、きちんと線引きがしてあり、規則なので仕方がありません。
そういった場合や、ひとりで暮らしていて、庭の草むしりができない、散歩に行きたいが不安というような介護保険では対応してもらえないことをお願いできるのが自費サービスです。
サービスの実施や費用などは各介護サービス事業所に確認してみてくださいね。
病院の付き添いに看護師さんで安心!おすすめのサービス
ここまで、介護事業所の病院付き添いサービスについてまとめてきましたが、より安心なサービスをご紹介します。
「わたしの看護師さん」というサービスです。
「わたしの看護師さん」は、スタッフ全員が医療介護資格保持者です。上に述べたように、通常、介護保険サービスでは病院内の付き添いはできませんが、「わたしの看護師さん」も自費のサービスなので、通院から院内の付き添いまでを家族の代わりに行ってくれます。
また、看護資格を持っているということで、医師からの治療方針や症状、薬の説明なども詳しく説明を受け、家族に報告してもらえます。
また、病院の付き添いだけでなく、日常的な体調管理、急な体調不良の対応など、スタッフが行い、病気や異変の早期発見、場合によっては介護サービス・医療機関とスピーディに連携してくれます。
離れて暮らしていてなかなか親の見守りができない、高齢になってきて体調が心配などのとき、こうしたサービスは非常に安心です。
投稿者プロフィール
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5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。
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