親の介護で仕事ができないとどうなる?金銭的支援まとめ

親の介護

親の介護で仕事ができないとどうなるのでしょうか?親の介護は心身ともに負担が大きく、仕事との両立が難しいと感じることがあります。もし仕事ができなくなった場合、金銭的な問題が発生します。そうしたときに負担を軽減する金銭的支援についてみていきましょう。

親の介護で仕事ができないとどうなる?

親の介護で仕事ができなくなると、金銭面で大きな打撃を受けます。
できれば介護と仕事の両立をしたいですが、介護はその人の生活を支えるものですし、病気や体の状態により、コントロールがきかず、不定期に介助が必要となるケースが多いのです。
初めは介護と仕事の両立ができていたとしても、徐々に負担が大きくなり、心身の疲れがたまり、仕事を休職したり辞職したりする人も多くいます。

仕事を辞めたり減らしたりすると当然ながら収入が減り、自分の生活が厳しくなるうえに、介護にかかる費用の負担も追い打ちをかけます。

介護費用は基本的には親の年金や貯蓄から捻出するケースが多いですが、場合によっては介護者が負担することもあります。介護保険による支援があっても、それが長く続くと大きな負担となります。

親の介護で仕事ができなくなると、自分自身の生活にも大きな影響を与えかねません。

介護に関する金銭的支援

それでは、介護に関する金銭的支援についてみていきましょう。
近年は、在宅介護を推進するために、様々な金銭的支援があります。

介護保険制度

一般的に「介護保険サービス」といわれる、訪問介護や通所介護などのサービスは、介護保険制度によって成り立っています。
介護保険サービスは、要介護度によって利用できる上限が決まっており、その上限額の1~3割の負担で済みます。
多くの人が介護保険サービスを利用し、家族の介護を担っています。

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介護休業給付金

介護を理由として仕事を一定期間休む場合に受け取ることができる給付金です。
93日を限度に、介護に必要な期間休業した場合、給与の67%が休業後に支給されるものです。介護休暇の場合はこうした給付金はありませんが、まとまった期間、介護に集中し、一定期間会社を休む場合にはとても助かる支援です。

家族介護慰労金

要介護4~5に認定された要介護者のいる場合に、介護サービスを利用せず、自宅で1年以上介護を行っている場合、年額で10~12万円支給されることがあります。

介護に対する支援はある

介護はいろいろと負担はかかりますが、国としても在宅介護を推進していることもあり、支援についても随分整っています。
近年は仕事をしながら介護を担うケースも多く、そうした人への支援も多くあります。
自分の生活や将来のためにも、できる限り仕事と両立して介護を行えるよう、金銭的支援についても知っておくことが必要です。

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投稿者プロフィール

りんご
りんご
5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。

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