親の病院付き添いに疲れる理由とは?仕事を休めないときの対処法まで

介護の悩み

ひとりでは病院に行けなくなり、付き添いが必要になった親の通院。持病があれば定期的に病院へ通う必要があるため、親の病院付き添いにストレスを感じている、という方も少なくないことでしょう。

そこで今回は親の病院付き添いが疲れる理由を解説しました。実際どこまで付き添う必要があるのか、代行サービスはないのか、気になるポイントにも触れています。両親の通院付き添いにお疲れの方は、ぜひ参考にしてください。

親の病院の付き添いで疲れるポイント

では、親の病院の付き添いに疲れる理由をポイントでご紹介していきましょう。

自分の仕事を休む(有給を使う)

病院の診療は平日がメインのため、土日休みという方は自分の仕事を休まなければなりません。病院の時間だけ抜けることができればいいですが、病院が遠方にある場合、診察を受けて帰るだけで数時間かかってしまいます。
通院付き添いのために頻繁に仕事を休むことになれば、上司や同僚にも迷惑をかけてしまう…という気疲れも発生します。通院付き添いに理解のある職場ならまだ良いですが理解を得られない場合は、さらに疲れを助長させる要因になると言えるでしょう。

親の体調の変化への気配り

親の病院付き添いでは、持病を抱える親の体調の変化への気配りが必要です。ただ移動をするだけでも転んでしまわないか、先生の話をちゃんと聞くことができているか、前回より悪くなっていると言われないかなど心配は増すばかりです。
高齢の親の場合、病気が突然完治するということはほぼないため、親の体調への気配りはずっと続くことになります。

金銭面問題

通院のために必要な交通費やガソリン代は、付き添う側にとって大きな負担です。さらに有給を使えなかった場合、給料が減ることになるため生活自体に影響も出やすいでしょう。
診察に時間がかかれば、帰宅が遅くなり夕飯を作れずお惣菜を購入…などということも増えてしまいがち。1回の付き添いでは大したことない出費も、回数を重ねることで金銭面への問題へと発展してしまいます。

病院で待つことへの疲れ

個人病院ならスムーズに診察できることがありますが、大きな病院になるほど診察の待ち時間は長い傾向にあります。予約をしていても1時間以上待たされるケースは少なくありません。
診察後に追加で検査が必要になれば、待ち時間はさらに長くなることも。何時に終わるという目安が立てにくいことも疲れる原因と言えるでしょう。

実際のところ病院の付き添いは必要?

親の病院への付き添いは、通院するための移動に問題がなく、本人が診察内容を理解し家族にも説明できるようであれば、わざわざ付き添う必要はないでしょう。
しかし、診察時の理解力が乏しいと判断された場合、医師から家族と来るようにと指示されるケースがあります。場合によっては、家族にも聞いて欲しいと医師が判断したときだけ家族と来るようにと言われることも。通院ごとに付き添う必要がなさそうなときは、病院の判断に任せて付き添う日程を調整するのも良いでしょう。

ただし、入退院時は原則家族の付き添いが必要です。本人だけでなく、家族にも説明しなくてはならないことや、サインが必要な書類が多くあります。
よって、入退院する日は必ず家族が付き添うようにしましょう。入院後は入院基本料の中に看護料が含まれているので、泊まり込みで付き添う必要はありません。家族に来院してほしいときは病院側から連絡があります。入院中はお見舞いや洗濯物等のやりとり以外で、時間を作る必要は基本的にはないと認識しておきましょう。

親の病院付き添いストレス軽減のためにできること

ここからは、親の病院付き添いがどうしてもできないときの対処法をご紹介します。親の病院付き添いに疲れる、仕事を休むにも有給がないという方は参考にしてください。

介護保険を利用する

介護保険を利用している場合は、訪問介護サービスで通院の付き添いをお願いすることが可能です。利用資格は要介護1~5、ケアマネジャーが必要と判断した場合に限られます。要支援1、2の方は利用できないため注意しましょう。
また、利用できる時間も限りがあるため、なるべく短時間で終わる通院のときに利用するのが望ましいです。通院介助が必要と認められた場合、自宅での準備や往復の移動、院内での手続きを代行してもらうことができます。近所のかかりつけ医へ受診したいケースなどで利用しやすいサービスと言えるでしょう。

自治体によっては、要支援1、2の方向けに自費で付き添いサービスが利用できる場合があります。詳しくは担当のケアマネジャー、最寄りの地域包括支援センターや市区町村の高齢者窓口に相談してみてください。

付き添いボランティアや代行サービスを利用

地域によっては、ボランティアの方が病院付き添いをしてくれるところもあるようです。まずは、親が住む地域の社会福祉協議会や、市町村の保険福祉課などに付き添いボランティアがあるか尋ねてみると良いでしょう。無料ではなくても、ヘルパーさんを紹介してくれるケースもあるので、まずは相談してみるのがおすすめです。

訪問診療ができる病院にする

病院に行くことが難しい場合は、訪問診療を利用するのもひとつの方法です。訪問診療は、病気やケガの内容を問わず、ひとりでは通院が難しい方、自宅療養中の方を対象に提供されます。病院まで行ったときと同じように自宅で診察を受けられるため、親本人だけでなく、家族の負担もかなり軽減されることでしょう。
現在通院している病院が訪問診療を行っている場合は、主治医へ相談してみてください。訪問診療をしていない場合は、訪問診療を行っている病院を紹介してくれることもあるので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

親の病院付き添いが疲れる理由はさまざまです。子どもとして、親の病院に付き添ってあげたいという気持ちがある反面、やっぱり疲れてしまう…という現実があるのは当然のことでしょう。親の介護は長期戦です。病院付き添いをひとりで対応することが辛いと感じる場合は早めに周囲へ相談し、ストレスをため込まないよう心がけてみてください。


りんご

りんご

5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。 現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。

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