うんざりな親の家の片づけを整理収納アドバイザーのアドバイス! 「使わないけどたくさんほしい」 は、使えるコレクションに変える【46歳、そろそろ実家を片付けてみる】その3

46歳、そろそろ実家を片付けてみる。

今回片付けるのは、お客様用の食器を収めたもの。

普段はあまり使わないのに、家具のサイズは日常使う食器棚よりも大きいんです。
当然、モノもたくさん。
そして、この食器棚の食器は、母がコツコツ集めたモノ。
「今、使ってる?」と要不要で判断すると母の機嫌を損ねてしまいます。

「好き」という気持ちが強い所有物は、暮らす人の満足度を考えると持っていていいモノだと思っています。
今回、母は「せっかくなので使いまわしたい」と考えているのです。
これは片付けるチャンスです!!

モノと人には4つの関係がある

整理収納では、モノと人の関係を4つに分けて考えます。

今、使っているモノ(アクティブ領域)
今は使っていないけど、すぐに使えるように管理されているモノ(スタンバイ領域)
ただ持っているだけ、管理されていないモノ(プロパティ領域)
モノが生かされることなく廃棄を待つのみのモノ(スクラップ領域)

つまり、今回の片付けは
「好きだからたくさんほしい」と所有していただけのプロパティ領域から、
「せっかくだから使いまわしたい」というスタンバイ領域への変更です。

本来は食器棚から食器を全部出すとよいのですが、
比較的種類別に集まっていますし、量もあり重さもあるものが多いので、
ここは楽をして、全体を写真に撮って一緒に俯瞰してみました。

今の課題をはっきりさせてルールを共有する

「たくさんあるわぁ」⇒量が多い
「ぎちぎちじゃね」⇒取り出しにくい
「この食器のこと忘れてたわ」⇒全体が見えにくい、何があるのか把握しづらい

というのが母の感想、それから見える課題です。
そこで、次のようなルールを決めて、整理収納を進めていきました。

1、同じ種類のモノを奥並べにする。

同じ種類のモノを手前から奥に向かって縦一列に並べます。すると、食器棚を正面から見た時に、いろいろな種類の食器の一番目が集まっているので全体を把握できます。
横一列に並べてしまうと、手前のモノしか使わなくなって、奥のモノは忘れてしまいがちです。

2、お皿を重ねる場合は2種類まで。

違う種類のモノは重ねない方が取り出しやすいのですが、たくさん持っていたいので、収納量を増やすためによしとしました。

3、中段は食器の手前と奥に置いてもよしとする。

視線の高さの中段は奥に置いたのモノも見えるので、手前と奥に違うモノを置いてもよいことにしました。

本題に斬り込みます!

片付けにゆとりというか許される部分ができたので、ほっとした様子の母。
そこで、母に最大のお願いをしてみます。

「種類ごとの数を減らさない?」

例えば、コーヒーカップの5客セットが5セットあります。
食器の数は、カップ25個、ソーサー25枚。
5客セットを3客セットにすると、
食器の数はカップ15個、ソーサー15枚 となります。
種類は減らさずに、数を減らすことができます。

数が減るとスペースに余裕ができるので、食器を置く間隔を空けることができます。すると手を入れて取り出しやすくなります。
棚板の高さぴったりに収めてしまうと、取り出しにくいですよね。

好きなモノを捨てるのはとてもつらいこと。
「これもよし」というルールは、片付けを進める上では効果的な方法だと考えます。
こうして、
ストック食器棚から、コレクションを使える食器棚に変えることができたかなと思います。


次に実家に来たときに、どんな食器でどんなお料理が出てくるのか楽しみ(笑)。

所要時間は約3時間。
片付けはモノと向き合って自問自答の連続で結構疲れます。
体の調子がいい時、機嫌のいい時に取り組んでみてくださいね。

次回は、どこを片付けようかな。
私が置きっぱなしにしている荷物への圧力も高まっています。

***次回更新予定***
9月第5週目【9月28日~10月2日】

投稿者プロフィール

梶津利江(かじつりえ)
梶津利江(かじつりえ)
フリー編集者&整理収納アドバイザー。
自宅で編集の仕事をするようになって、どんどん増える資料やどんどん増える紙モノに頭を悩ませていました。すぐに仕事を再開できるように途中のままにしておきたいし、でもスッキリと見せたいという気持ちの折り合いをつけるヒントを求めて、整理収納アドバイザー1級を取得。
学ぶ中で、編集と片付けは「全体から大事なものを見つけて分かりやすくする」という共通点があることを発見。大事なものを大切にする「編集&片付け」をモットーとしています。
夫の両親となんとか2世帯同居中、夫と子供2人、愛犬と暮らしています。

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