どこから始める?置けているけど、こんなに必要!? あえて極端に減らしてみる【46歳、そろそろ実家をかたずけてみる】その6

46歳、そろそろ実家を片付けてみる。

年末が近づいてきました。実家に帰るたびに「片付け」プレッシャーが強まっています。
「よし!今日は玄関収納を片付けよう!」と腕まくりをして靴箱の扉を開いてみると…。
予想外にもあふれかえっていませんでした。
このコラムを始めて、少しモノを減らしたようなのです。
妹の厚底ブーツもなくなっていました。
玄関収納は壁一面に造りつけてあるのでもともと収納力があり、
家族は夫婦2人になったことで置けるスペースは十分にあります。

置けるならOK!なのですが、
置けてしまうがゆえに使わないモノも置けてしまっているのでは!?と疑う私。
あらを探すように(嫌がられますが)細かく見てみました。

収納力があるほどモノを持ってしまう 

腰高の収納には、母がよく履くシューズが入っています。
出し入れしやすい高さで、上がりかまちの近くにあり動線ともマッチしている便利な場所。

天井まである収納には、父のシューズが下段から上段まで均等に入っています。
母よりも手が届く範囲が広いので、高い位置の収納も使えます。
でも、年を重ねるにつれて、上の収納はつらくなるのではと心配。
中段を見ると、1段に靴を縦に重ねて詰め込んである部分があります。
置きやすい場所に集中している状態です。
収納スペースはあるので、使用頻度によって収める場所を見直せば解決できそう。
使用頻度の低い礼服に合わせる靴、革靴は上の棚に集めて中段に余裕を持たせました。

傘もたくさん。傘立てには長傘が3本、ビニール傘が2本。棚には、折り畳み傘4つ、日傘も1つが並べてあります。
置けているのでいいのですが、夫婦2人では多すぎる!!
傘の奥には私たちが子供のころに遊んでいたホッピングがちらっと見えました。
傘に埋もれて数十年、存在を忘れられていたモノです。

これは一度、必要なモノだけに絞ってみる心地よさをしってもらおう!と、
小さな引き出しを探しました。
広い場所はモノの数が多く、モノの管理者も複数になります。
まずは小さな場所で、自分一人でモノの要不要を判断できる場所を探しました。
それが文房具を入れていた引き出しです。

必要なモノだけにしてみる

引き出しを開けてみると、
ペン類、はさみやのりなどの道具、テープ、押しピン、メジャーなどを
空き箱を利用して分けて入れてあります。
ペンコーナーには、マジック1本、サインペン2本、ボールペン4本、蛍光ペン3本、、消しゴム2個、シャープペンシル1本。
道具コーナーには、またまたマジック1本、修正テープ、鉛筆3本、はさみ、体温計、耳かき、印鑑。
ほしいものを取り出すには、コーナーをがちゃがちゃと探らなければなりません。
昨日塗ったばかりのネイルカラーもはがれます。

これのものすべて出し、できるだけ1種類につき1つになるように選んでいきます。
そしてそれを引き出しにしまいます。

マジック大1本、小1本
ボールペン、蛍光ペン、シャープペンシルは各1本。
よく使う体温計とそれを記録するために必要なボールペンは、
同じタイミングで使うので同じコーナーに置きました。
印鑑はさっと取り出せるように、専用の器を用意。おちょこです。

必要なモノだけになるとどう変わる?

必要なモノだけにした結果、父母からは

①どこにあるのかが分かりやすい
②取り出しやすい
③ない、戻し忘れていることに気づける

が上がりました。
まさに!! 収納スペースがあると、たっぷり収納できるのでとても助かりますが、
あればあるほどモノは増えていきます。
必要なモノ、お気に入りのモノだけで暮らすのがこんなに気持ちがいいよ~と父母に実感してもらいたかったので大成功!
数が少ないので引き出しを開けた瞬間に全体を把握でき、取り出すときも戻すときもその場所が一瞬で分かります。定位置管理がしやすく、モノの二重買いを減らせます。
モノを管理するストレスから解放されます!

文房具の引き出しは、家族が1日に何度も開け閉めする場所。
冷蔵庫も同じですね。
一日に何度も美しく片付いた引き出しを眺めていると、
気持ちもスッキリしてきそうですよね。

家族の独立などで暮らす人数が減ると、モノ置けてしまう場所が増えてきます。
置けてしまうからそのままでも大丈夫ですが、必要なモノだけに囲まれるともっと快適!
年末の大掃除でも、「極端に減らしてみる」を試してみてください。
その心地よさを一度味わうと、片付けが病みつきになるかも!

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