息子が中学生のころに部活のチームウエアとしてそろえたトレーナーは、
襟もとはへたってないし、デザインは普遍的で使いやすそう。
スポーツウエアって、生地しっかり、機能抜群。いいお値段するだけあります。
「まだ着れるのに。普段着で使ったら?」
息子に呼び掛けたところ、断られたので私が着ることにしました。
まあね、胸元に学校名が書いてあるしね。
その時、はっとしたのです。実家にいるころ、私が着なくなった服を
「まだキレイなのにもったない。お母さんも着られるわ~」
と言いながら母がタンスに戻していたことを。
私も母も、「まだ着れる」「まだ使える」ワナにすっかりはまってしまいました。
そういえば、実家に置いたままにした服があったはず。
実家のクローゼットの様子をチェックしてきました。
■まだ着れるではなく、それを着たいかどうか
実家の2階には、私、妹、父母の寝室と3部屋あり、それぞれに収納があります。
私の部屋だったクローゼット ⇒母の服
妹の部屋のクローゼット⇒倉庫化
父母の寝室の押入れ⇒母の服
父母の寝室の整理ダンス⇒父の服
子ども2人は実家を出て、家族の人数は減ったのに、モノの量は減ってはいません。
むしろ、母の服は増えています。
息子のTシャツをきた私のように、
もったいないから持ち続けている服がたくさんあります。
「お母さん、これ着たい?」と聞きながら少しずつ処分していきました。
モノの要不要は、使える使えないで判断すると
ほとんどのものが使えるため処分できません。
あなたが必要とするか、それを使いたいと思うものかどうかが判断のポイント。
母のクローゼットのつるす部分に、ほんの数パーセントですが余裕ができました。
■持っていくほどじゃないけど、なんとなく大切なもの
私が置いていった服には、次のようなものがありました。
持っていくほどの使用頻度はないけど、
捨てるには高価だから置いておきたい、思い出があるので心苦しいもの
です。置き去りにして17年、それを持っていることさえ忘れていました。
見えないと忘れてしまいますね。
思い切る必要もなく、「もう使わない」と処分することができました。
思い入れのあるものを処分するには、本当に使わなかった事実が必要なんですね。
もし今、迷っているものがあれば、箱に今日の日付を入れ、
時々見返して「1年たったな」「2年たっても使ってないな」と見える化すると、
ふんぎりをつけやすくなります。
■実家を出た家族のモノが残っていそうな場所
そのほか、私たちのモノが残っていそうな場所を探しました。
玄関の壁面の収納…妹のギャル時代の厚底ブーツがありました。
スライド式の本棚…主に私が子供のころに好きだった小説、大学の教科書。
優先順位を母に聞くと、「あなたの部屋のクローゼットの天袋」と言われました(-_-;)。
見ると、そこに布をカーテンのように下げて隠したことを思い出しました。
何が入っているかはまったく思い出せません。
父母のモノを片付ける前に、私の荷物を片付けなければ協力が得られそうにありません。
もう少し涼しくなってからねと言い残して実家を後にしました。
あなたの実家にも、何を隠したか忘れた場所はありませんか?
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