テープ式おむつのお試しパックは、それぞれメーカーが出している少量パックもありますが、各社のものをサイズ別で試すとなるとなかなかの負担です。
介護・福祉の総合マーケット・キャプスでは、各社のおむつをサイズ取り合わせで購入できるパックを販売しています。
この記事では、便利なお試しセットのご紹介、また、大人用おむつの種類や選ぶポイントについて解説しています。おむつ選びの参考にしてみてくださいね。
テープ式大人用おむつの購入に迷ったらサンプルセットがおすすめ
急遽おむつの購入が必要になったとき、どのメーカーがいいのか迷ってしまいます。
そんなときはまず、「お試しセット」がおすすめです。2大メーカーのテープタイプおむつをメーカー・サイズ取り合わせ、各2枚ずつ計4枚がセットになったサンプルです。使い比べてみることで、安心してオムツ選びができます。
大人用おむつ テープタイプ お試しサンプルセット各2枚/計4枚
¥990(税込)
おむつの2大メーカーのテープタイプをサイズを選び、各2枚ずつ計4枚をお届け。メーカーで悩んでいる方におすすめです!
◆リフレ 簡単テープ止めタイプ 横モレ防止
◆ライフリー のび〜るフィット うす型軽快テープ止め
また、サンプルを試してみて、メーカーやサイズが決まったら、同じメーカーのパッドを用意しましょう。
おむつは毎回変えるとコストも多くかかってしまいますし、変えるのも大変です。
そこで、おむつの中に使用するパッドを併用するのがおすすめです。汚れたらパッドだけ交換すればよく、パッドのほうがおむつよりも割安なので経済的です。
キャプスでは各メーカーのおむつとパッドのセットが通常便、定期便で購入できます。
おむつやパッドは1袋20枚~30枚前後と、使用頻度が高い場合はすぐに買い足しが必要になり、持ち帰りにもかさばるため大変です。
通販で購入する場合、玄関先まで届けてもらえるというのは嬉しいですよね。介護は時間の拘束も多いもの。少しでも時間や手間の節約になるよう工夫してみてもいいかもしれません。
大人用おむつ テープタイプ おむつ&パッドセット
リフレ・ライフリーのテープタイプおむつと、同メーカーのパッドを2袋ずつ、セットにしてお届け。
任意の配送間隔でお届け可能な定期便もあり便利です。
おむつの疑問と使用方法
初めておむつを購入する際は
「どんなおむつを使用したらいいの?」
「おむつを選ぶポイントが分からない」
「いきなりおむつを買うのは不安」
ということもあるでしょう。
ここからはそんな方へ向けて、大人用おむつの疑問や使用方法について説明していきます。
大人用おむつを使うのはどんな場合?
大人用おむつを使うのは、介護が必要な寝たきりの方だけではありません。トイレには行けるけれど間に合わず失敗が多い方、術前術後など、失禁や夜尿症、下痢症状の時など、さまざまな場面でおむつは使用されています。
(一社)日本衛生材料工業連合会によりますと、2020年には約377万人が大人用おむつを使用しており、紙おむつの使用人口・使用枚数は、今後増加していくことが予想されています。多くのメーカーや種類があるなか、大人用おむつについて悩んでいる方はたくさんいるのではないでしょうか。
おむつは消耗品ですので、いざ「おむつを使う」となった場合、費用面も気になりますよね。日常的におむつを利用している場合、だいたい1ヵ月平均6,000円~9,000円ほどの費用がかかってきます。もちろん、イレギュラーな出来事、体調不良や状態の悪化などで平均より多くかかってしまう場合もあるでしょう。
おむつの利用に関しては、医師によって「おむつが必要」と認められるなど一定の条件を満たした場合「おむつ費用の助成」がうけられます。他にも、お住いの自治体によって独自の助成制度がある場合もありますので、確認してみてくださいね。
おむつの種類にはどんなものがあるの?
大人用おむつには「テープ式」と「パンツタイプ」があります。最初にも述べたように、費用面や取り換えの手間の面から、一般的には、これらのおむつとパッドを組み合わせて使っていることが多いです。
外側のおむつ | テープ式 パンツタイプ |
内側のおむつ | 尿取りパッド |
では、「テープ式」と「パンツタイプ」のメリット・デメリットについてご紹介していきますね。
テープ式
テープ式のおむつは、1枚のおむつを広げて使います。要介護者が寝ている状態でおむつのつけ外しをします。寝たきりの場合やトイレへの移動が難しいなどの場合に適しています。
メリット
- 要介護者が横になっている状態でおむつ交換をするので着脱が容易、ケアしやすい
- メーカーによって多少違いがあるかもしれませんが、テープ部分をつけ外ししますので、おむつの位置やフィット感などサイズ調整がしやすい
- 要介護者に合わせた位置調整がしやすい
デメリット
- テープの止め方やおむつの当たる位置によっては、股関節まわりの動きが制限され、動きにくい場合がある
- 一般的に、パンツタイプに比べ見た目が目立つ
- おむつを交換する場合、相応のスペースが必要となるため、公共の場などでは交換が難しく、行動に制限がでる場合もある
テープ式のおむつの場合、身体にフィットするようにはくと、寝ているときなど横漏れの心配が少ないので安心ですよね。しっかりと装着できれば、介護者のおむつ交換の負担感も減るでしょう。
また、デメリットにもあるように、装着の仕方によっては、足の動きが制限されてしまうことがあります。装着時に股関節の動きを妨げるような位置で装着してしまうと、上手く動くことが出来なかったり股関節まわりの皮膚を傷つけてしまうこともありますので、装着時には「この位置で大丈夫かな?」と確認することが大切です。
パンツタイプ
パンツタイプは普通の下着と同じような形をしています。自分でトイレ動作ができる方や、自力で立っていることができる方にはパンツタイプが適しています。
メリット
- 普通の下着と同じような形をしているので、着脱しやすい
- 一般的にテープ式に比べると見た目がスリムで、メーカーによっては下着のようなはき心地のものもあります。
- 歩いたり座ったりしやすく、動きやすい
デメリット
- テープ式に比べサイズ調整が難しく、身体にフィットしていないものを着用していると尿漏れや適切な着用感が得られない
- 基本的に立位で交換するため、立っていられない場合は交換が大変
おむつを選ぶときに気を付けるポイント3選
おむつを選ぶときに気を付けるポイントを3つご紹介します。
おむつをはくのはどんな人?
おむつを履く方の状態を確認しましょう。
自分でトイレ動作ができる方や、立っていることができる方などの場合は「パンツタイプ」、寝たきりの方や自分でトイレ動作が出来ない方などの場合は「テープ式」が適しています。
おむつを履く方の身体の状態や介護の状況を確認して、適したものを選択しましょう。
おむつを履くのは何のため?
おむつを履くのは何のためなのかを考えましょう。
おむつがどうしても必要な状況を除き、要介護者が安心のために使う、介護者がラクだから使うという場合もあります。
もちろん、おむつを着用することで要介護者・介護者の負担が軽減するということは、良い面も大いにあります。
しかし一方で、おむつを使うことで逆に排泄がうまくいかなくなるということや、トイレ動作をするという足腰を使う動きがなくなることで体の機能をより低下させてしまうということもあります。
日中、または夜、介護者が不在にするため一時的に使用するのか、外出時のみ使用するのか、1日中使用するのか、どういう状況で何のために履くのかによって選ぶおむつも変わります。
身体の状態や、介護状態、要介護者・介護者本人の気持ちを尊重し、「夜、トイレの心配をすることなく眠れる」「おむつにすることで尿漏れを気にせず、安心して出かけることができる」など、安心して日常を過ごすためにおむつを選択することも大切です。
おむつのこだわりは?
おむつにこだわりがあるのか確認しましょう。
おむつというと「ごわごわしている」「肌触りが良くない」「外から見て、明らかにおむつをはいていると思われたくない」など、さまざまな悩みがあると思います。
今はおむつの種類も増え、選択の幅が広がっています。
パンツタイプであれば下着のような薄さのものや快適な肌ざわりのものなど、尿取りパッドであれば、高吸収タイプのものや蒸れにくいものなどさまざまなです。
テープ式であっても肌触りの良いものや高吸収タイプのものなどさまざまなものがあります。また、テープ式の場合はテープを止めやすい・止める位置が分かりやすいものなど、介護しやすい工夫がされているものも多いです。
おむつ交換のときにあると便利なグッズ
介護の中でも負担が大きいと感じやすい、おむつの交換。特に寝たきりの方のおむつ交換の方法や使用済みのおむつの処理に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
そこで、おむつ交換のときにあると便利なグッズを紹介します。
洗浄ボトル
洗髪やオムツ交換の際の洗浄に適した洗浄ボトルです。
ノズル部がジャバラ構造なので角度を変えられます。
先端のキャップをひねるだけで出水と止水の切り替えができます。
体位変換器
寝たきりの方のおむつを交換するときには、横を向いてもらう必要があります。自力では横を向けない方に横を向いてもらうのは大変ですよね。特に体格の大きな要介護者などの場合、横を向いてもらおうにもベッドとの摩擦などもあり、横を向いてもらうのが大変です。
そんな時に「体位変換器」が便利です。下肢に装着して回転とてこの原理を使用するものや身体の下に敷いて使用するものなどがあります。介護保険でレンタルできるものもありますよ。
おむつが臭わない袋
鼻をくっつけてもほとんど臭わない驚異的な防臭力です。
菌を通さず、燃やしても有毒ガスを発生させません。
まとめ
おむつについてご紹介してきました。
おむつ選びでは、要介護者の状況に合ったおむつを選ぶことが重要です。合わないおむつを選んでしまってはお互いにストレスが溜まります。
ポイントを押さえて、状況に合ったおむつを選んでみてくださいね。
投稿者プロフィール
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複業中のママライター。
作業療法士として介護施設で働いています。
Twitterで介護に関する情報を発信したり、脳梗塞で倒れた父の介護をメインで行っている母の体験談を電子書籍にし出版しています。
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