精神病の診断|病院に行く目安や相談先は?気になるセルフチェックリストも

精神疾患

「最近急に怒りやすくなった」「一人でブツブツ何かを話している姿を見た」など、ご家族の様子が気になるとき。精神病やうつなど、心の状態に変化が起こっているのかもしれません。
特に親が高齢になってきて、なんとなく様子がおかしいと感じたときは、まず家族の誰かがチェックリストに沿ってチェックしてあげましょう。
この記事では、精神病やうつ病の診断を受ける可能性が高い様子をいくつか挙げ、セルフチェックリストを紹介しています。あわせて病院へ行く目安や相談場所など、気になるポイントを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

家族から見た【精神病 セルフチェックリスト】

「精神科に行った方がいい人はどんな状態?」「自分の親は精神疾患がある?」と疑問に感じる方は、まず下記のチェックリストで当てはまる項目にチェックをしてみてください。

□性格が変わった気がする
□怒りっぽくなった、怒鳴るようになった
□何かにおびえている様子がある
□他人としゃべることが減った
□特に用もないのに、何度も電話やメールをしてくる
□過去のことに対して突然怒り出す
□ブツブツと独り言が増えた
□ソワソワしていて落ち着きがない
□意味のわからないことを言うことがある
□お金遣いが荒くなった
□身なりを気にしなくなった

いかがでしたか?上記のチェックリストに当てはまる項目が多い場合、ご家族の方は精神病を患っているかもしれません。気になる様子がどれくらい続いているのか、1日にどれくらいその行動をとっているのかなど、今一度しっかり観察をしてあげてください。

病院に連れていく目安は?

次に病院に連れていくべき目安を確認します。

「親が病院には行きたくないというかもしれないし、自分自身も親が精神病だとは思いたくない…」という人も少なくないはず。精神科に行くべきか診断するのはとても難しいですが、ここで紹介する目安に当てはまった場合は、日常生活にも支障をきたす恐れがあります。できるだけ早めに精神科や心療内科をすすめてあげましょう 。

食欲不振や頭痛を訴える

食欲の低下や頭痛など、普段とは違う様子が見られた場合は、無理をせずに受診しましょう。精神病が原因であれば、それが1~2週間以上続き、ご本人がとても辛いと感じてしまいます。

夜中に何度も目が覚める

精神病やうつ病を抱えている人の約9割以上が、睡眠障害に悩んでいるとのこと。夜中に何度も目が覚める、という人以外にも、夜中に目が覚めて朝方まで眠れなくなる・逆に眠りすぎてしまうといったケースも。何かしらの睡眠障害がある場合は、受診の目安と考えて良いでしょう。

うつ状態が続く

人間は誰しも「面倒くさい」「なんとなく気分が落ち込む」というときがあります。しかし、この状態が長く続き、「一日中ずっと憂鬱」「なかなか気分の落ち込みが治らず何も手に付かない」という場合は注意が必要です。

集中力や思考力の低下

落ち着かない様子や逆にボーっとしている状態が続いている場合も要チェック。精神疾患があると、不安な気持ちや焦りなどを感じて、集中力が続かなかったり思考力が低下したりするケースがあります。

日常生活に支障が出る

憂鬱な状態が続いて仕事に行けない、話すのも嫌がって自室にこもりがちなど、とにかく日常生活に支障があれば、すぐにでも病院に連れて行ってあげましょう。

ちなみに心の病気にはいくつかの種類があります。例えば、家族や友人の前では笑顔で振る舞ってしまう「微笑みうつ病」や、身体的な不調ばかりを感じて精神疾患とは気付きにくい「仮面うつ病」など。どちらの場合も上記のチェックリストや、その他の診断テストでは、1つ、2つくらいしか当てはまらず気付いてあげられにくい可能性が高いです。

特に高齢者は、身体疾患からくるうつ病や、薬剤誘発性の抑うつ状態もあり得ます。小さなことでも気になることがあれば、精神科を受診したり、かかりつけ医に相談したりするのがベストです。

親の精神疾患はどこに相談できる?

親が精神病を患っているかも?と感じたときに、「精神科や心療内科の受診をすすめたけれど拒否された場合、どうすれば良い?」という声をよく聞きます。そんなときは、「保健所」もしくは「精神保健福祉センター」に相談してみましょう。

相談の際はご家族が本人に代わって、これらを的確に伝えてあげるのがポイントです。

・困っていること(暴言や金遣いの荒さなど)
・今までとの変化(食事が摂れない、睡眠障害があるなど)
・病院を拒否する理由(本人がなんと言っているのか)
・どんな助けが必要か(訪問診断を希望・医療保護入院など)

電話相談をしたり、精神保健福祉センターのホームページを見たりして、事前にどのような形で相談をすれば良いかを確認しておくとスムーズに進みます。

ちなみに別居のご家族が保健所に相談に行く場合、ご家族の方が住んでいる地域ではなく、当事者本人(ここの場合は親)が住む地域の保健所に相談します。本人が居住する保健所が管轄です。

まとめ

精神病やうつ病は、本人はなかなか気付けない、また体調不良と勘違いしてしまうことも多いのが特徴です。ご家族が普段から様子を見てあげて、早めに対処してあげるのが良いでしょう。とは言え、病院で正式に診断されないと、なかなか対処が難しいかもしれません。まずは今回紹介したセルフチェックリストを試してみて、ご家族がサポートしてあげられるようにしましょう。


りんご

りんご

5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。 現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。

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