実家の片づけ食器編!整理収納アドバイザーが 【46歳、そろそろ実家を片付けてみる】その2

46歳、そろそろ実家を片付けてみる。

今回は、整理収納アドバイザーが実家の食器棚を片付けます!

実家のキッチンには、扉が3枚ついた大きな食器棚と、観音開きの細身の食器棚があります。3枚扉の棚は、母が集めてきてたお気に入りの食器で満タン。

細身の方には、100均で買ったお皿や景品のお皿、電子レンジOKの普段使いの食器。 母が料理をしている時はあちこちから食器を取り出し、2つの棚の扉は全開。右の扉をあけて、左の扉を開けて、取り出す。手前の食器を移動させて、奥のお皿を取り出す。

こんなにあるのに、使うお皿はいつも同じ。これは…

モノが多すぎて使いづらくなっている!
大事にしているモノが見えないので忘れている!!

ということで片付けを始めました。

食器棚

私の計画

・モノを減らす
・よく使うモノを取り出しやすい場所に置く
・どこに何があるかを分かるようにする

母の要望

・リビングから見える食器棚なので、キレイに並べたい
・もっといろんなお皿を使いたい
・好きで集めたモノなので減らしたくない

まずは、必要、不必要の判断がしやすそうな、普段づかいの食器を入れている細身の食器棚から始めました。

全て出す

テーブルに新聞紙を敷いて棚にある食器をどんどん並べました。
お皿、小鉢、小皿、茶碗、コップなどアイテムごとに分けてみると、 コップが多いな、同じ大きさのお皿ばかりであることが分かってきました。


②今使っているモノ、使えるけど使っていないモノ、使えないモノに分ける。

「今、毎日、使っているのはどれ?」と質問しながらピックアップ。
普段の家族の人数(2人+平日は孫1人)、よく作る料理、よく使っている食器などを聞きながらしぼり込みました。

③今、使っている食器だけを食器棚に戻す。

この時点で、だいたい約50%の食器が減るといわれています。
食器間にゆとりがあって取り出しやすく、見た目もスッキリ。
これが必要な量=適正量です。
一度、スッキリ感を体験すると、それをキープしたくなります。

④使用頻度と出し入れの手間数を考えて収める

「今、使っているモノ」の収める場所を使用頻度で決めます。
出し入れしやすい高さのところに、一番よく使うモノを収めます。
キレイにしまうことばかり考えていると、出し入れのしやすさを忘れがちです。

収納高さで体へのストレスがかからない順は中、下、上。
中段に、毎日、毎食使う茶碗、汁椀、グラス、父母ともにコーヒー好きなのでマグカップ。
下段に、大皿、鉢物、
上段に、カレー皿、そうめん用の器などの季節ものを置きました。

この食器棚は右の扉を開けなければ左の扉を開けることができないので、食器棚の右側に特によく使うモノを配置。扉を開ける回数が1回ですみます。片手で出し入れできます。扉の開け閉めの回数が減るので、開けっ放しも減っていくはずです。

食器棚


⑤「今、使っていないモノ」に賞味期限を設ける。

母の気持ちを想像して正しく表現すると、「今は使っていないけど、いつか使うから、必要なモノ」となります。
毎日使っていない理由を探ると、汚れを落としにくい、電子レンジで使えない、持ちづらい、同じモノがあるからなど。 使っていない理由に気づき、これからも使わないねと納得してくれました。
でも、処分するのはつらそう。 紙袋にまとめて、ゴミとして処分できる日付を入れて、日々検討していくことに。
期限日までに一度も使わなければ処分するということにしました。

ポイント|処分には気を付けて

モノには思い出、思い入れがあります。
実家のモノは両親・家族の思い出が詰まっています。
周囲からはわからなくとも、本人にとって大切にしているものの可能性もあり、その想いを無視して処分をしてしまうことで、心を傷つけてしまったり、トラブルになってしまうことも。

まずは使っていないものをまとめ、もう少し置いておきたいというものは一定期間置いておき、本人の気持ちが整理できてから処分することをおすすめします。

また、「捨てる」ということにためらう人も多くいます。処分といっても、「譲る」「売る」など、まだそのモノを誰かが使い続けてくれると思うとすんなりと手放せるということもあります。

思い入れがあるものを「捨てる」と言われると嫌な気持ちになりますよね。
「まだ使えるし、思い入れがあるものだから、誰かに使ってもらおうか」そんな言葉をかけ、メルカリや中古ショップなどで販売したり、寄付先を探すといった処分方法もありますよ。

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