第65号

今年キャプスは「ペーパーレス化」を掲げてスタートしましたが、新型コロナウイルスの感染が広がり、全国的にも急速に「ペーパーレス」の意識が高まる1年となりました。
 2020年も終盤を迎えましたが、新型コロナウイルスの勢いは止まることなく、今後はソーシャルディスタンス、ペーパーレス、ハンコ不要、テレワークが日常の世の中になると予想されます。介護記録の印刷をメインとする印刷会社としてこれまで20年間歩んできた私たちも、大きく変革する時期を迎えたのだと感じています。2021年も、記録をメインに、紙という枠にとらわれず、事業所様の一番身近な存在でいられるよう、柔軟に考え、全力でサポートさせていただきます。
 今後とも引き続きご愛顧賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 前号まで「改正相続法シリーズ」を3回にわたってお届けしました。民法をはじめとする法律も少しずつ超・長寿社会の現状に見合うよう改正されていることをご紹介しました。
 しかし、「相続法」が変わっても、超・長寿社会の最中にいる私たち一人ひとりが、“生きて、老いて、逝く”にhsステージが大きく変わる前に準備しておくべきことがあります。 
 これから「人生100年時代の終活 い・ろ・は」と題して終活の入り口をご紹介します。高齢者を支えているみなさまはもちろんのこと、高齢のご家族がいる方もご一緒に考えてみませんか。

「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか?

 『「健康寿命」とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間 』(WHO世界保健機関の定義)、すなわち「人の手を借りずに自立した生活を送れる期間」といえます。
 現代の日本では男性の健康寿命は72.14歳、女性の健康寿命は74.79歳(2016年厚生労働省発表)です。気になるのは、「健康寿命」と「平均寿命」との差の期間で、男性8.84年、女性12.35年なのです。
 どうして気になるのかというと、この差の期間は、誰かの手を借りたり、公的支援や介護を受けたりして暮らしているひとりで自立して生活できない期間になるのです。
 この期間を「ヨタヨタ・ヘロヘロ」とよろめきながら過ごす期間として「ヨロヨロ期」(百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法/春日キスヨ 著)や、「ヨタへロ期」(老~い、どん! あなたにも「ヨタへロ期」がやってくる/樋口恵子 著)と呼ばれています。春日キスヨ氏は現代人の人生は「ピンピンヨロヨロドタリ」と終わる、と言われています。

「ヨロヨロ期」をどう過ごすか、考えておきましょう

「ヨロヨロ期」といっても、ピンとこない方もいるかもしれません。人は、身体の衰えを徐々に感じて、何か起きるごとに対策をとることが可能であればよいのですが、皆さんがそうとは言えません。「終活」とは「死後の葬儀、納骨、財産の相続対策等を考えておくこと」だとひと昔前まではそのようなとらえ方が多くありました。もちろんそれも大切なことですが、しかし、医療の日進月歩により「平均寿命」が年々更新されるため「健康寿命」も伸びてはいるものの、50年前のように「ピンピンコロリ」とは逝けない現代です。「終活」はこの「ヨロヨロ期」をどう過ごし「身じまい」していくのかを、まず自分で考え、それを実現するにはどうしたらよいかを家族・親族・支援者・専門家と相談しておくことが非常に重要といえます。

実際に高齢者は倒れた時の構えをしている?

 元気な高齢者に次の①②③のような質問をした時の回答の多くは次のとおりとあります。

 具体的に、倒れた時の備えとして、どんなことを考えればよいのか、私どもとも関わりのあるAさんがどのように「ヨロヨロ期」を想定して対策をとられていたかをご紹介しましょう。

Aさん
80歳・女性・子どもなし
賃貸住宅に独居

Aさんは高校を卒業してずっと会社勤めで、定年退職後、10年にわたりお母さま(大正生まれ、認知症、分譲マンションでAさんと同居)を介護されました。 介護保険制度がスタートした頃で、当初は利用方法もよくわからず、退職後の自分の時間をほとんどお母さまの介護のために使われたといいます。施設等に入りたくないというお母様の希望を尊重して、介護された日々は壮絶だったそう。最期は食事ができなくなり入院をしたお母さまを看取られたそうです。
 その後、Aさんご自身に残された頼れる親族は、県外にいる甥と姪だけで、自分は誰に看てもらい、どのように逝くのか、と切実に考えるようになったといいます。

元気なうちにセミナー参加

Aさんは「自分も認知症になる可能性がある」と覚悟を決め、元気なうちに「終活セミナー」や葬儀社の展示会などに多数参加し、自分に必要だと思われることを約2年間かけて実行されました。

「ヨロヨロ期」は突然に

 Aさんがちょうどエンディングノートを書きかけたある冬の朝、目が覚めても起き上がることができず、足が動かない……脳梗塞の発作でした。Aさんはベッド脇に置いていた「あんしん電話」(行政が民間業者に委託しているもので、Aさんは10日前に設置をしていた)の「緊急」ボタンを押し、その際にベッドからずり落ちて足を打撲してしまいましたが、ナースの呼びかけに症状を伝え、比較的短時間で救急搬送されました。
 Aさんは荷物の整理ができていた(①)ので、入院中の服装や持参物の保管場所なども的確。③で契約をしていた任意後見受任者★GもAさんの入院中の手続き、持ち物の用意ができました(④のノートに好みの服装も記入あり)。
 また、携帯電話には「任意後見受任者」と「甥」がワンタッチ登録してあり、救急隊員はAさんの携帯電話から搬送先の病院を連絡することができました。

退院後の生活は入院時から任意後見受任者とともに考える

Aさんは歩けるうちは自宅で一人暮らしをするのが希望でした(④のノートに記入あり)。ですから、急性期病棟から歩くためのリハビリ病棟を希望され、リハビリに励み、入院中に介護認定の手続きを③任意後見受任者が行い、何かあった時はこの方にお願いしたいと心に決めていた介護支援事業所とケアマネージャーを指名し、発作時にベッドからずり落ちたことを教訓にして、次のように暮らしておられます。

 Aさんは、奇しくも「ヨタヨロ期」を迎える前に、できる限りの準備をしていたことにより、結果として退院後は自宅に帰ることができ、もう一度入院前と同様に必要な援助を受けつつ、自分のライフスタイルを維持した生活を取り戻すことができました。みなさんも、ぜひ、お元気な時に「自分が明日、倒れたらどうするのか」を考えてみてください。「ヨタへロ期」への備えは、「ドタリ」時(終末期)の備えにもつながっていきます。次回はその、「ドタリ」時の備え(終末期の医療・看取り)についてお届けします。

なな行政書士法人 なな行政書士法人 終活ゆとりサポート (nana-gsh.com)

女性スタッフで、シニア世代の終活ゆとりサポートを中心に活動しています。任意後見契約のご相談をはじめ、独居高齢者の支援、障がいを持つ子の親亡きあとの支援など、「心をつなぐ寄り添う終活」を平和都市広島から発信しております。
●広島本社 〒732-0828 広島市南区京橋町 9-15-301 TEL 082-262-7701 ●福山オフィス 〒720-0065 広島県福山市東桜町 2-11-5F TEL084-982-7703

今年は外出自粛や在宅勤務で、歩く機会が減った方が多いのではないでしょうか。今回は、体の中でも特に衰えやすい太ももの後ろ側の筋肉を刺激し、血流が滞りやすい足指の血行を促進する運動を紹介します。スキージャンプのように前に乗り込むように立ち上がります。

スキージャンプでK点超え

❶足を肩幅に開いて、イスに座る。
❷1、2と数えながら背中を丸めずに前傾し、腕は体に沿わせて後ろにぴーんと伸ばす。目線はイスから2m前のy床に。
❸3、4と数えながら、目線をさらに先(イスから4m前の床)に移すことで、少し前のめりに立ち上がる。
❹5で膝を曲げてお尻を突き出し、6でイスを両手でつかんで7、8で座る。❶~❸を、ゆっくり行進するくらいのテンポで1から8まで数えながら行う。前回紹介した「おいでやす」とセットで行うとさらに効果アップ!

YOKO METHOD 主宰 斎藤洋子

病弱だった幼少期から大好きなダンスを通して健康になり、身体を動かすことの大切さを実感。モダンダンス、バレエ、ジャズダンスのインストラクターを経て 20 代から中高年のための無理のないエクササイズに注目し研究を重ね、「やさしいイス体操」を考案。2018 年ジャイロキネシス認定トレーナーの資格を取得。

そろそろ職場での大掃除を計画されているのではないでしょうか。いざ始めてみると、「雑巾がけができない!」という事態が起こるかも! 今年10月中旬にスポーツ庁が発表した「令和元年度体力・運動能力調査」で、20~64歳の成年は、最近10年間で男女のほとんどの年代で握力が低下していることが分かりました。6~19歳でも、最近10年を見ると男子で低下傾向が続いています。考えてみると、雑巾から掃除機、ロボットへ、重い荷物を持つ機会も減るなど握力を使わなくなったことに気づきました。年末には握力アップをかねて雑巾がけを
頑張ろうと思います。

今年は、コロナ禍の影響で「おうち」での過ごし方に注目が集まりました。「おうちクリスマス」と検索すると、ツリー、レシピ、ケーキなどさまざまな情報が上がってきます。そんな中で見つけたのが「苔」を使ったクリスマスディスプレー。クリスマスを演出する緑を苔で表現。ミニチュアを置けば、一気にクリスマスムードになります。ガラスの器に入れると、テラリウムとして卓上にも気軽に持ち込めます。

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