次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムについて

アルコールが不足している今、消毒として使用する次亜塩素酸について検討しました。 結論は 「次亜塩素酸ナトリウムを薄めるより、電解した次亜塩素酸水を使った方が良い」。 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム、名前は似ていますが似て非なるもので、次亜塩素酸水(電解水)は電解装置に塩や塩酸を加え、電気分解して生成します。

次亜塩素酸ナトリウムは市販の漂白剤などに5-6%含まれており、消毒に使用する場合は薄めて使います。

  • 次亜塩素酸水は、強酸性~微酸性でpH2.2~6.5
  • 次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性でpH7.5以上

水中の次亜塩素酸は、そのpHにより次亜塩素酸と次亜塩素酸イオン、塩素が一定の比率で存在しています。次亜塩素酸の殺菌力は、有効塩素の酸化作用によるものです。殺菌力は、次亜塩素酸>次亜塩素酸イオン 至適pH 2.7~3.5 有効塩素濃度 10~60ppm(塩素が殺菌作用を示すにはこの範囲に入っていること)

次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性のため、有効塩素の比率は 次亜塩素酸<次亜塩素酸イオン。市販の漂白剤の濃度がだいたい5-6%なので、消毒剤として使用するには、有効塩素濃度まで薄めないといけません。水で薄めてもアルカリ性なので、殺菌力は次亜塩素酸より弱いです。アルカリ性になるほど次亜塩素酸より次亜塩素酸イオンの比率が増えます。 またアルカリ性は皮膚に刺激になり火傷を起こすこともあります 。

【結論】 市販の漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を薄めて使用するより、電解生成した次亜塩素酸水の方が殺菌力もあり安全に使用できます。

薬剤師:井田鉄平

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