その2 母「使わないけどたくさんほしい」①

今回は、実家の食器棚を片付けます!

実家のキッチンには、扉が3枚ついた大きな食器棚と、観音開きの細身の食器棚があります。3枚扉の棚は、母が集めてきてたお気に入りの食器で満タン。

細身の方には、100均で買ったお皿や景品のお皿、電子レンジOKの普段使いの食器。 母が料理をしている時はあちこちから食器を取り出し、2つの棚の扉は全開。右の扉をあけて、左の扉を開けて、取り出す。手前の食器を移動させて、奥のお皿を取り出す。

こんなにあるのに、使うお皿はいつも同じ。これは…

モノが多すぎて使いづらくなっている!
大事にしているモノが見えないので忘れている!!

ということで片付けを始めました。



私の計画は、
・モノを減らす
・よく使うモノを取り出しやすい場所に置く
・どこに何があるかを分かるようにする

母の要望は、
・リビングから見える食器棚なので、キレイに並べたい
・もっといろんなお皿を使いたい
・好きで集めたモノなので減らしたくない

まずは、必要、不必要の判断がしやすそうな、普段づかいの食器を入れている細身の食器棚から始めました。

①全て出してみる。

テーブルに新聞紙を敷いて棚にある食器をどんどん並べました。お皿、小鉢、小皿、茶碗、コップなどアイテムごとに分けてみると、 コップが多いな、同じ大きさのお皿ばかりであることが分かってきました。


②今使っているモノ、使えるけど使っていないモノ、使えないモノに分ける。

「今、毎日、使っているのはどれ?」と質問しながらピックアップ。
普段の家族の人数(2人+平日は孫1人)、よく作る料理、よく使っている食器などを聞きながらしぼり込みました。

③今、使っている食器だけを食器棚に戻す。

この時点で、だいたい約50%の食器が減るといわれています。
食器間にゆとりがあって取り出しやすく、見た目もスッキリ。
これが必要な量=適正量です。
一度、スッキリ感を体験すると、それをキープしたくなります。

④使用頻度と出し入れの手間数を考えて収める

「今、使っているモノ」の収める場所を使用頻度で決めます。
出し入れしやすい高さのところに、一番よく使うモノを収めます。
キレイにしまうことばかり考えていると、出し入れのしやすさを忘れがちです。

収納高さで体へのストレスがかからない順は中、下、上。
中段に、毎日、毎食使う茶碗、汁椀、グラス、父母ともにコーヒー好きなのでマグカップ。
下段に、大皿、鉢物、
上段に、カレー皿、そうめん用の器などの季節ものを置きました。

この食器棚は右の扉を開けなければ左の扉を開けることができないので、食器棚の右側に特によく使うモノを配置。扉を開ける回数が1回ですみます。片手で出し入れできます。扉の開け閉めの回数が減るので、開けっ放しも減っていくはずです。


⑤「今、使っていないモノ」に賞味期限を設ける。

母の気持ちを想像して正しく表現すると、「今は使っていないけど、いつか使うから、必要なモノ」となります。
毎日使っていない理由を探ると、汚れを落としにくい、電子レンジで使えない、持ちづらい、同じモノがあるからなど。 使っていない理由に気づき、これからも使わないねと納得してくれました。
でも、処分するのはつらそう。 紙袋にまとめて、ゴミとして処分できる日付を入れて、日々検討していくことに。
期限日までに一度も使わなければ処分するということにしました。

次はいよいよ大物、食器棚です。「好きなモノ」を減らすことに挑みます!

***次回更新予定***
8月第4週目【8月24~28日】

 
登場人物
梶津さん
フリーの編集者の傍ら、整理収納アドバイザー資格を取得。家族を巻き込みながらシニアの生活にもやさしい実家の片付けを目指す。
定年退職後、同じ職場でアルバイト。カープとビール、横になれる畳一枚あれば幸せ。とにかく子煩悩、さらに孫煩悩。
近所のスーパーでパート勤務。若いころは陶器の置物や食器を集めるのが趣味。片付けが苦手。好きなものは、アップルパイ、サスペンスドラマ、孫。
サラリーマン。何よりもカープ最優先。毎年、宮崎にキャンプイン。使ったものを置きっぱなしにする。急にスイッチが入って断捨離する。
息子
高校2年生。明るく人当たりがいい。マイペースな妹が大好き。整理上手、普段から机の上にモノがない状態をキープ。
中学2年生。ファッション、メイクに興味しんしん。整理が苦手。ほしいものがたくさんある。

profile


梶津 利江(かじつ りえ)
 
フリー編集者&整理収納アドバイザー。
自宅で編集の仕事をするようになって、どんどん増える資料やどんどん増える紙モノに頭を悩ませていました。すぐに仕事を再開できるように途中のままにしておきたいし、でもスッキリと見せたいという気持ちの折り合いをつけるヒントを求めて、整理収納アドバイザー1級を取得。
学ぶ中で、編集と片付けは「全体から大事なものを見つけて分かりやすくする」という共通点があることを発見。大事なものを大切にする「編集&片付け」をモットーとしています。
夫の両親となんとか2世帯同居中、夫と子供2人、愛犬と暮らしています。
 

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